人工妊娠中絶

望まない妊娠を
された方に

思いがけない妊娠、望まない妊娠をされた方にとって、妊娠を続けられるのかどうか、大きな悩みになると思います。
当院では医師、助産師がおひとりおひとりの立場に応じて丁寧にご相談をお受けします。
どのようにするのがご本人にとって最善なのか、一緒に考えていきましょう。

もし、妊娠をあきらめる決断をされた場合には、つらい経験を繰り返さないよう避妊についてのアドバイスもさせて頂きます。

手術の種類について

中絶手術には掻爬(ソウハ)法と吸引法がありますが、当院では原則として吸引法での処置を行っております。
吸引法は真空のシリンジと接続した管を子宮の中に入れて、子宮の中を吸い出す手術です。
掻爬法に比べ痛みが少なく、子宮の内膜を傷つけにくいという利点があります。

手術の流れ

  1. 術前検査

    手術のための入院前に下記の項目を検査させていただきます。
    手術に関わる検査は自費検査(¥10,000)となります。

    血液検査・貧血検査・B型肝炎検査・C型肝炎検査・HIV検査・梅毒検査・血液型検査
  2. 同意書への記入

    人工妊娠中絶は母体保護法という法律に基づいて行われます。
    ご本人以外にも男性(夫、パートナーなど)の同意が必要となります。
    入院当日までに同意書のご準備をお願いします。

  3. 手術前日

    24時以降の飲食はお控えください。
    手術後は入浴ができないため、必ず入浴を済ませてください。
    マニキュアや付け爪・ジェルネイル等は落としておいてください。

  4. 手術当日

    1. 1. 朝食は食べずに、ノーメイクで、午前9時に当院外来にお越しください。
      来院時まで水分(水、お茶、スポーツドリンクのみ)はお飲みいただいて大丈夫です。

    2. 2. 内診台で超音波検査を行ったのち、子宮の出口を広げる処置を行います。
      子宮の出口にマッチ棒程度の大きさの棒を1、2本挿入します。

    3. 3. 点滴をしながら病室にてしばらくお休みいただきます。

    4. 4. 13時頃、手術室に移動していただき、処置を行います。
      麻酔方法:点滴から痛み止めの麻酔と子宮の出口に局所麻酔を行います。
      吸引法で子宮の中身を吸い出します。処置は10分程度で終了します。

    5. 5. 術後はリカバリールームに移動していただき、2時間ほど経過観察します。

    強い痛みや異常な出血がないのを確認したのち、お帰り頂きます。
    手術当日は入浴を控え、安静にお過ごしください。

  5. 術後

    翌日からは通常通りお過ごしいただけますが、出血が止まるまで入浴はお控えください。
    術後1週間を目途に再診いただき、問題がなければ診察は終わりとなります。

ご予約・ご相談

どんなことでもお気軽にご連絡ください。
医師だけでなく、助産師やスタッフまで、親身になってご相談に応じます。